どうも!元商工会議所職員の金猿(@choicefan)です。
プロフィールにも記載しているとおり、中小企業診断士の国家資格を持っています。
今回は商工会議所・商工会が窓口になっている小規模事業者持続化補助金に採択されるためのコツを紹介します。
この記事で伝えたいこと
- 小規模事業者持続化補助金はコンサルに頼むな!
- 商工会議所によっても対応できる職員はマチマチ
- 商工会議所で本当に頼りにできる職員は?
- 小規模事業者持続化補助金に採択されるまでのやりとり
- 小規模事業者持続化補助金に採択されるための計画書の書き方
小規模事業者持続化補助金はやり方さえ間違えなければ、どんな小規模事業者でも採択される補助金です。個人事業主や法人の別、売上・利益の金額などは一切関係ありません。
時間に限りのある事業者様向けに、さらっと持続化補助金に採択されるためのやり方とコツを紹介します。1分程度で読めるので、ぜひ参考にしてください。
ちなみにこの記事の説得力を増すために、僕は商工会議所職員時代に持続化補助金を200件以上対応して採択率は87%という実績を誇っていることを冒頭で申し上げておきます。
それでは早速見ていきましょう。
小規模事業者持続化補助金はコンサルに頼むな!
- 成功報酬がもったいない【貴重な50万円】
- できないコンサルが多い
- コンサルに頼まなくても採択される
はじめに結論ですが、小規模事業者持続化補助金をコンサルに依頼するのはやめましょう。
理由は成功報酬やコンサルフィーがもったいないから。原則50万円の補助金なのに、そこから成功報酬で何割か持っていかれたらもったいないに決まっています。
また、そんな少ない成功報酬のために持続化補助金の代行をメインにしているコンサルは、コンサルとしてのスキルがあるかどうか不明です。
できるコンサルなら、もっと別のところで稼ぎますし顧問契約を結び毎月安定的な収入を稼いでいるのが通常です。持続化補助金のようなスポット的な稼ぎに、一生懸命力を費やしているコンサルは駆け出しのコンサルか稼げていないコンサルです。
僕が商工会議所に勤務していた時代もそういったコンサルから持続化補助金の計画書が送られてくることがありましたが、はっきり言ってショボいです。
本当に経営を理解しているの?という計画書がかなり散見されました。そういったすべてのコンサルを否定するわけではないですが、頼まなくても採択されますので余分な経費を支払うことはやめましょう。
商工会議所によっても対応できる職員はマチマチ
では、持続化補助金に採択されるためにはどんな方法がベストなの?という疑問がありますよね。
信用金庫など日頃から付き合いのある金融機関に頼む方法もありますが、僕はあまりオススメできません。
なぜなら、金融機関が作成した持続化補助金の採択率は低い傾向にあるため。一概には言えませんが、私が勤務していた地方の信金ではそういった傾向がかなりありました。
具体的な数字で言うと、10件の申請案件のうち採択されるのは2~3件といったところ。僕がいた商工会議所では採択率が60~70%でしたので、金融機関の採択率30%は低い値かなと思います。
かといって商工会議所だったら誰でも良いかというとそうではありません。信金も同じだと思いますが、できる職員とできない職員が存在します。
商工会議所で本当に頼りにできる職員は?
できるだけ若手から中堅の職員がベターです。
現在では商工会議所によって中小企業診断士の資格のある職員も増えてきています。20代後半から30代後半で中小企業診断士の資格を持っている職員がいたら、本気で頼って問題ないと思います。
商工会議所でオススメの職員は?
- 20代後半から30代後半の職員
- 中小企業診断士の資格を持っている職員
この2つの特長をもつ職員と仲良くしておけば問題ないでしょう。経営で困ったことや悩みごとがあれば親切に対応してくれます。
僕が勤務していた商工会議所にもいましたが、ちょっと上から目線の中堅以上の職員はやめましょう。商工会議所の窓口にいく際、「診断士の職員はいますか?」と受付で伝えると良いですよ!
商工会議所によっては、モチベーションの高い職員と低い職員の温度差があるところもあるので、診断士などの資格をもっていればそれだけで経営支援にやる気のある職員だと判断できます。
小規模事業者持続化補助金に採択されるまでのやりとり
採択されるための持続化補助金計画書の作成までの道のりはこんな感じです。
- 持続化補助金の募集開始時期を見逃すな!
- 商工会議所に一度出向いて説明をうける。
- 担当職員とメール等で何度もキャッチボールする。
- 必要な書類をモレがないかチェックしてもらう。
持続化補助金は政府の補正予算で募集開始されます。本予算では予算化されていないので、実際、毎年募集されるかどうかは補正予算が閣議決定されないとわかりません。
ただ、国の方針でも小規模事業者を応援する姿勢ですし、商工会議所の本部的な存在である日本商工会議所が毎年要望しているので、募集される見込みは高いです。
募集開始時期は、年度によってもマチマチですが11月~3月が濃厚です。この時期はアンテナをはってWebをみたり、近隣の商工会議所に問い合わせたりしましょう。
そして、募集開始を知ったらまず、商工会議所に出向き補助金の概要や書き方の説明をうけましょう。持続化補助金は毎年マイナーチェンジを繰り返していますので、しっかりと説明をうけることは大事です。
採択ポイント1
・募集開始後できるだけ早く職員とコミュニケーションをとること
その後、持続化補助金の経営計画書と補助事業計画書のたたき台を早めに作成します。そして、担当職員に赤ペン先生になってもらい、採択レベルに達するまでメール等で何度もキャッチボールします。
商工会議所のできる職員をめいっぱい活用しましょう。補助金の件数が増えてくるとどうしても1件に割く時間が減っていきますので、早めに仕上げたほうが得策です。
採択ポイント2
・早めに行動。キャッチボールをとにかく何度も行うこと!
最後に、採択レベルに計画書が仕上がったら、提出書類のモレがないからチェックしてもらいましょう。最後まで徹底的に商工会議所職員を活用するのが手です。
採択ポイント3
・窓口で提出書類をチェックしてもらい、その足で郵送手続きをしよう!
こんなやりとりをすれば、計画書を採択レベルまでに仕上げることは可能ですし、当該計画書に対しても商工会議所職員の思い入れや情熱も変わってきます。
そのため、確実にモレなく書類を提出してほしいと願っているはずなので、最後までとことん世話になりましょう。
小規模事業者持続化補助金に採択されるための計画書の書き方
とはいっても、計画書なんて作ったことがないから最初からつまずきそう・・と不安に思われている方も多いと思います。
そのため、採択率87%を誇る僕が持続化補助金の計画書の書き方を無料で公開しています。過去の採択事例を研究しつつ、一部の商工会議所にも活用いただいている雛型ですので、ぜひ活用してみてください。
まとめ
ちょっとやりたいことがあれば、こういった補助金を活用するのも手です。
小規模事業者持続化補助金は、しっかりとした経営計画書をつくることができるのが大きなメリットですし、販路開拓にかかる必要が補助されるので皆さんに超身近な補助金です。
ぜひ、活用しましょう!
小規模事業者持続化補助金に採択されるための商工会議所の使い方的な内容を紹介しました。小規模事業者持続化補助金は誰でも採択される可能性のある補助金なので、ぜひ応募しましょう。