どうも!中小企業診断士の金猿(@choicefan)です。
開業のしやすさと脱サラリーマンしたいという背景から、個人事業主やフリーランスの方の開業が増えつつあります。
しかし、いざ経営してみると、
- お客様が来ない
- 売上が少なくて生活が辛い
- どうやって営業するの?
・・・とこんな不安や悩みが出てくるものです。
中には、個人事業主やフリーランスを諦めて、サラリーマンに逆戻りされる方も見えます。
大企業にはブランド力、知名度があります。資本力もあるので、テレビCMなど広告に多額のお金をかけることができます。
一方、個人事業主やフリーランスの方ですと、知名度もブランド力もお金もありません。これらの有形資源だけを考えると大企業に勝てるわけがありません。
そこでこの記事では、経済や消費者ニーズの移り変わりを述べつつ、個人事業主やフリーランスの方が成功するための秘訣を完全無料で紹介します。
記事タイトルにもあるように、個人事業主やフリーランスの方は「ロケットおっ〇い型マーケティング」を実践すれば、お客様が皆さんのファンになってくれ、ずっと愛され続けることができます。
決して、エロくないですよ。いたって真面目なお話です。
理論武装しても仕方ありません。「ロケットおっ〇い型マーケティング」のやり方も教えますし、将来の売上も生活に余裕ができるくらいの売上は確保できますので、ぜひ実践してみてください。
【昔】お客様がお店(皆さん)を選ぶ基準
では、始めにお客様が皆さんを選ぶ基準とは何でしょうか?
知名度もブランド力もありません。技術ですか?商品ですか?それとも接客力ですか?
まずは、こちらの図をご覧ください。

うどん屋さんという想定です。
A、Bいずれのお店も、「うまくて、大将や従業員の接客力は良さげ」です。違いは、見た目。Aは少し汚らしい感じで、Bは清潔感があります。
皆さんがごく一般の感性をお持ちの消費者だとしたら、どっちを選びますか?
当然、Bですよね。商品や接客態度が同じで、ただただ見た目の違いだけです。清潔感があるから。森山中と新垣結衣だったら、新垣結衣を選びます。
ここで伝えたいことは、見た目を重視しろ!ということではありません。
以前(昔)までは、こんなマーケティング手法でお客様を呼び込むことができましたが、今は無理です。
なぜか?
【今】モータリゼーションと情報化進展後はどうなる?
今では、自動車、電車、飛行機・・・とあらゆる交通インフラが整備されています。好きなところがあれば、便利なインフラによりどこまでも行けてしまう時代です。
また、パソコンやスマホ、インターネットの普及によって、消費者はあらゆる情報をリアルタイムにゲットできます。
さらに、SNSが当たり前の時代になって、口コミやお店、皆さんの評価が瞬く間に拡散されていく時代です。
昔は、移動手段も限られ、情報も限られている時代でしたので、すでにご説明したうどん屋さんでも売上をあげることができました。
でも今は違う!!
ただ清潔感があるという理由だけで、お店を選ばないです。
世間のコンサルは、「強みを伸ばせ」とよく言いますが、僕はそんなこと言いません。強みって、お客様に受け入れられてこそ本来の強みですし、強みを伸ばすのは当たり前ですよね。
強みの反対は弱みで、プラスかマイナスの要因しかありません。つまり、上下関係。
強みが多いほうがより魅力的になりますし、足し算の考え方ですよね。でもこれって、個人事業主やフリーランスにとっては限度があります。
また、顧客目線で考えることが大事と言われます。この点に関しては否定しませんが、事業者目線を忘れてはダメです。
ここで、マーケティング協会のマーケティング定義をご紹介しておきます。
マーケティングとは、企業及び他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。
参考:マーケティング協会
上の定義のように、マーケティングとは市場創造です。お客様と個人事業主またはフリーランスの間で市場を創造してしまえばよいわけです。
では、個人事業主やフリーランスはどのようにしたら成長できるのか。この記事の真髄である「ロケットおっ〇い型マーケティング」についてこれから説明したいと思います。
ロケットおっ〇い型マーケティングとは?
はじめに、結論です。
ロケットおっ〇い型マーケティングとは、
- 突き出たツンツン感
- 好きなことをやる
- お客様を捨てる
・・・です。
どうでも良いですが、僕はちなみにお椀型が好きです。マシュマロ的な感じですかね。
ちょっと話が逸れてしまいそうなので、戻します。
先ほど、強みは足し算であると述べましたが、ロケット型は引き算をします。ロケット型のように尖ったツンツン感を出すことが重要です。
こちらの図をご覧ください。

先ほどのうどん屋さんですが、Aのお店はとにかくカレーうどんで言えば全国ナンバーワンでミシュランも認めるほど。もっともっと極めるために、店主は現在でも毎晩カレーうどんの研究をしています。
うどん屋さんでも、カレーうどんが突き出た感じです。まさにロケット型。さらに、それももっと突き出すために乳首をコリコリ、もとい、カレーうどんを毎晩研究しています。自分が大好きなカレーうどんを。
この例ではわかりやすく伝えるために、「カレーうどん」という1つの商品を例にしています。
しかし、1つの商品で勝とうとすると失敗する恐れがあります。
つまり・・・
・日本で一番高い山は?
答えは富士山ですが、山という商品では富士山には勝てません。
・日本一、おっ〇いのカタチがリアルな山は?
・・・というように、個人事業主やフリーランスは戦うフィールドを変える必要があります。そのフィールド、つまり自分が好きなフィールドでとことんナンバーワンを目指すのです。そうすれば、自ずとオンリーワンになります。
強みを足し算していくと、売りたいことや主張がボケてしまいます。要は、魅力が伝わりません。
伊豆温泉にこころねという宿があります。

この宿のキャッチコピーは、「金目鯛の宿こころね」です。
言葉は悪いですが、金目鯛好きのお客様以外を捨てた宿です。でも、金目鯛好きにはたまらない宿になっています。9割の人を捨て、1割の人をとった非常に良い例です。Web戦略であるSEO的にはまだまだ改善の余地ありですが。
ちなみに僕は断然肉派なので、この宿には行きません。でもそれでいいのです。1割の人にはオンリーワンの宿だからです。
おっ〇いの好みは?と聞かれると、8割の人はお椀型と答えるでしょう。でも中にはロケット型が好きな男性もいます。そのロケット型をいじくることでよりロケット型にしたい男性もいると思います。
皆さんのオンリーワンは何ですか?
オンリーワンが決まれば、ターゲットも決まります。オンリーワンとターゲットが決まれば、営業やプロモーションができます。
オンリーワンには正解はありません。
万人に受け入れてもらおうってのは大企業の戦略です。個人事業主やフリーランスではまず無理。
お客様に好かれようと思うことが間違いなのです。皆さんが好きなことをやって、それを極めて、それをお客様が欲しがるような商売を実践していくべきです。
顧客目線だけの事業スタイルは終わり。お客様を考えつつ、自分の好きなことをどんどん極めていくことが成功への道です。
個人事業主のマーケティングまとめ

顧客目線とか強みとか、もう聞き飽きました。
でも僕が説明している内容は、おそらく聞いたことのある人もいるでしょう。それだけ当たり前のことを述べています。
しかし、皆さんはその当たり前ができていないのです。
この記事で覚えておいてほしいことは、「ろけっとおっ〇い」です。この言葉さえ覚えていただければ幸いです。
実物を見たときや、ふと頭をよぎったときに、この記事を思い出してもらえたらと思います。
また、僕が共感できる内容の書籍を最後に紹介しておきます。個人事業主やフリーランスには「ズバリ的中」のオススメ2冊です。経営を考えるうえ、人生を考えるうえで非常に有益ですので、まだ読まれていない方は読んでみてください。
多動力ですが、Kindle Unlimitedであれば無料で読めます。30日間の無料体験があるので、この機会にぜひ!
個人事業主やフリーランスは、お客様を捨てつつ、自分の好きなことをやって「ロケットおっ〇い型マーケティング」を実践しよう!